コレステロールってなに?
最近では、いろいろと健康を気づかった食品や調味料、サプリメントなどが出まわっています。中でも、皆さんがよく耳にするのは「コレステロールを下げる」「コレステロール0%」「中性脂肪が気になる方へ」などと言う物が多いのではないでしょうか。特に、中高年の方は、コレステロールや中性脂肪に注意を促した食品を選んでいませんか?
しかし、今では、中高年の方だけではありません。現代社会の食生活、運動不足、休養、喫煙や飲酒などから来る生活習慣の乱れが、若年層の方も、コレステロールや中性脂肪のバランスを崩してきているのです。コレステロールや中性脂肪が何かと言うと、人間の体内に存在する脂質のひとつです。コレステロールや中性脂肪=余分なもの=悪いもの・・・と思っている方が多くありませんか?
コレステロールは下げるだけでいいの?いいえ、コレステロールも人間が生きていく過程において大切な役割をきちんとしているのです。決して、ただの悪いもの、余分なものではありません。ここでは、コレステロールのバランスの大切さ、恐さについてお話していきます。
体内でのコレステロールの役割
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コレステロールは、人間の体に存在している「脂質」のひとつです。コレステロールは遊離脂肪酸(※人間がエネルギーとして使うために血液中に溶け出した脂肪のこと)で、
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...などの働きに関わりをもっています。
健康な体を保つ為に無くてはならないものがコレステロールです。コレステロールは、体内の「脂質」、脂の一種の為、水分、血液には溶けないのです。血液に溶けないかわりに血液中のタンパク質などに結合して、人間の体の隅々に大切なものを運んでいるのです。
(※コレステロールとタンパク質が結合したものをリポタンパクといいます)リポタンパクも、種類がありまして、含まれる成分の割合(比重)で5種類に分けられます。皆さんがよく耳にする「善玉コレステロール(HDL)」と「悪玉コレステロール(LDL)」です。
コレステロールには、働きの違いによって、「善玉コレステロール(HDL)」と「悪玉コレステロール(LDL)」があるのです。別に、悪いコレステロールだから「悪玉」と呼ばれている訳ではありません。どちらも、健康維持の為に必要不可欠なものです。両方が、互いにバランスよく保ってこそ、体によい働きをしてくれるのです。
善玉コレステロール(HDL)の働き
善玉コレステロール(HDL)は、体内の血管や組織から余分コレステロールを集めて肝臓へ運び再利用させる働きをしてくれます。
悪玉コレステロール(LDL)の働き
悪玉コレステロール(LDL)は、肝臓や腸で作られた、コレステロールが血管を通って、体の隅々まで運ぶ働きをしているのです。善玉コレステロール(HDL)のように、コレステロールを持ち帰る働きはしません。しかし、悪玉コレステロール(LDL)が極度に減少すると、ビタミンの吸収が減ってしまい、神経や網膜などに異常を起こします。
コレステロールを運ぶだけの、悪玉コレステロール(LDL)に対して、血管や体内の組織に残してきた余分なコレステロールを集めて回収する役割の善玉コレステロール(HDL)。バランスがうまくとれてはじめて健康が維持していけるのです。
コレステロールのバランスが崩れたときどうなるの?
先にも述べたように、食生活の乱れや、食生活が豊かになり、知らず知らずのうちに、食事内容が欧米化し、カロリーや動物性脂肪分の取り過ぎ、生活習慣による運動不足、過労、喫煙、飲酒などにより、肝臓はコレステロールを作りすぎてしまったり、食事から摂るコレステロールが多すぎてしまい、コレステロール値が乱れてしまうのです。そうなった時、善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)のバランスが崩れ、健康が害されていくのです。
本来ならば、要らない、余ったコレステロールを回収しなければならない、善玉コレステロール(HDL)が少なくなると、悪玉コレステロール(LDL)によって、体の隅々にまで運ぶだけ運ばれたコレステロールが血管や肝臓に溜まってしまうのです。善玉コレステロール(HDL)がいらないコレステロールの収集に追いつかなくなるのです。
そうなると、血管にコレステロールがたまり、血液が流れる血管が狭くなったり、硬くなって、そこに、血栓(※血のかたまり)ができて、血液の流れを悪くしたり、ひどいときには、血液の流れを止めてしまうのです。
最悪の場合は、心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化という恐ろしい病気を引き起こすのです。コレステロールのバランスの乱れは、動脈硬化を引き起こす最大の原因と言われています。
コレステロールのバランスを維持するには、どんな事に注意したらいいのでしょう?
普段の生活で十分に注意することはできます。
- 食べ過ぎや肉類の多い食事、アルコールの飲み過ぎ、喫煙などに注意する。
- 食生活では、主食をきちんと食べて、ゆっくりと食べるように心がける。
- 植物性の油を選ぶ。
- 植物繊維をとる。
- アルコール、糖分を控える。
- カルシウム、ビタミンを取る。
- 青魚を食べる。
- 適度な運動によって善玉コレステロール(HDL)が増加します。
(1日30分程度の運動を週に3日以上行うと効果的です) - ストレスをためないようにする。
(ストレスは善玉コレステロール(HDL)を減少させるので、疲れをためずに休息しましょう)
悪玉コレステロール(LDL)は、動物性脂肪で過剰に多くなり、善玉コレステロール(HDL)は、喫煙や肥満により少なくなっていくのです。以上のような事を注意していき、悪玉コレステロール(LDL)を少なくして、善玉コレステロール(HDL)が減少しないように、コレステロールのバランスを保つことをお勧めします。
とはいっても、一概に自己判断で血液中のコレステロール値を把握しているというのも、難しいと思います。やはり、定期的に、健康診断などを受けて血液検査をし自分の体、血液の状態を把握しているという事が、大切だと思います。
コレステロール値を下げるだけが大切だとは思いません。自分に合った、食生活、規則正しい食生活等を心がけて自分の健康は、自分で守っていくのがベストではないでしょうか?
生活習慣とコレステロール
生活習慣病には色々な症状や病気が含まれています。「高脂血症」「高血圧」「糖尿病」・・・・・
今回の「コレステロール」、善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)のバランスもこの生活習慣病の要因のひとつです。
本人が気をつければ、予防できる病気がほとんどです。病気になってしまったら、「予防」ではありません。「治療」になってしまうのです。糖尿病などは、一度なってしまったら、治らない恐ろしい病気です。予防に心がけて、病気の発症を防ぎましょう。普段のほんの少しの注意で予防できる生活習慣病です。今では、メタボリックシンドロームという、言葉で呼ばれるようになってしまいました。
人間は、年齢とともに、確実に老化していきます。老化すれば、病気になりやすいのでしょうか?いいえ、今は加齢だけではありません、現代の生活習慣が、自分で自分の体の健康を損なっているのです。どうか、皆さんの毎日が健康でいられますように、普段の生活を見直してみましょう。
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